高齢者に向けたメイクセラピー

介護の現場で活用されているメイクセラピーは、介護を受けている高齢者を対象にメイクの力で前向きになってもらおうというものです。高齢者に化粧をすることで認知症の予防や介護状態の改善、モチベーションアップを図ることなどを目的としています。女性にとって身近な存在のメイクですが、歳を重ねたり介護を受けるようになってからはなかなか自分で化粧をするのは難しくなるケースがあります。そんな悩みを解決するために活躍しているのが、メイクセラピストです。

メイクセラピストは、高齢者や身体が不自由な人にメイクをして、自分に自信が持てるようにサポートします。プロならではの知識や技術を駆使して、高齢者の笑顔を引き出す仕事です。メイクをする前にはきちんとスキンケアをして肌の調子を整えて、コミュニケーションを取りながらリラックスしてメイクが受けられるようにします。悩みなどを上手に聞き出して、コンプレックスの解消の手助けをしていきます。

セラピストが活躍するのは入居型の介護施設や訪問介護で、高齢者の希望があればメイクをします。家族などから要望があるときにも、メイクをすることがあります。高齢者の話を聞いてどんなメイクが好みなのか、どこを重点的にケアして欲しいのかを確認します。セラピストはただメイクをするのではなくアイテムやカラーを高齢者自身に選んでもらうなど会話が弾むような工夫をします。手元が動く高齢者ならメイクの技術を教えたりして、自主的に化粧が出来るようにサポートする役割もあります。こちらの高齢者の心を「美」から支えるというサイトにも、高齢者を対象としたメイクセラピーについて書いてるので目を通しておきましょう。

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